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激ウマ缶詰に涙、奥只見猟師鍋「マタギ汁」!

2013.02.08 Fri

滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負

名前からもそのスゴさがプンプンとにおい立つ奥只見猟師鍋「マタギ汁」。クマかシカの肉でも入っていそうな、この缶詰、これがめちゃくちゃウマい! 残念ながら、さすがにクマの肉は入っていないが、地元でとれた新鮮な野菜や山菜をふんだんに使い、骨付きの鶏肉がゴロゴロと入っている缶詰鍋だ。新潟方面のスーパーや道の駅などで購入できるので、このエリアの山に行く際は、ぜひお買い求めいただきたい。缶詰といっても2、3人前のボリュームがあり、缶を空け、ストーブにそのままかけてあたためれば、コヘルもいらないので、アウトドアでとっても便利。賞味期限も3年ときくので、防災食として保存も可能。鳥のダシと野菜から出た甘みが相まって、醤油であっさりと仕上げたスープは、まさに絶品で、缶詰の域を完全に超えている。
  
日本有数の豪雪地帯としても知られる新潟県の奥只見は、越後駒ヶ岳や荒沢岳をはじめとした2000m級の山々に囲まれ、ツキノワグマやニホンカモシカなど野生動物も数多く生息している。そんな動物たちを穫って生計を立てていた職猟師の集団をマタギと呼ぶ。ひと昔前までは、この地方でもそんなマタギたちが、おおぜいいたが、残念ながら今ではそのような営みを見ることはできなくなってしまった。しかし、このマタギ汁を山で食べていると、猟師たちが囲炉裏を囲みながら、獲物自慢をしている声が、どこからか聞こえてきそうな気がする。
 
 発売元の大沢加工では、マタギ汁のほか、キノコ汁や豚汁などを販売。また、15〜20人前の巨大缶詰鍋もある。

奥只見猟師鍋 またぎ汁1040円 
820g(2、3人前)
賞味期限3年

株式会社 大沢加工

 

滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負

本サイト『Akimama』の配信をはじめ、野外イベントの運営制作を行なう「キャンプよろず相談所」を主宰する株式会社ヨンロクニ代表。学生時代より長年にわたり、国内外で登山活動を展開し、その後、専門出版社である山と溪谷社に入社。『山と溪谷』『Outdoor』『Rock & Snow』などの雑誌や書籍編集に携わった後、独立し、現在に至る。日本山岳会会員。コンサベーション・アライアンス・ジャパン事務局長。

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