- 料理
水道橋カフェ「BASE CAMP」のA-suke伝授!「ものぐさオトコの山ごはん①」
2016.03.10 Thu
A-suke BASE CAMP 店長
「BASE CAMP」は、東京・水道橋にある
アウトドアをコンセプトにしたカフェ&バー。
自家製の燻製やダッチオーブンで作ったお料理でもてなす
オーナーA-sukeさんが、Akimamaで「ごはん」にまつわる連載をスタート!
手軽でおいしい料理のアイデアをお届けします。
大勢でキャンプへ行くならガッツリといろいろな食材と調理器具を車に詰め込んで行くんだけど、ソロ(単独)での軽いハイキングで食事をさっと作るときなんかは、つい横着して前日に食材を買うのも面倒だったり。
結局朝イチの電車に乗る前にコンビニでパンやおにぎり、カップ麺なんかを買うんだけど、もう少しだけ手を加えておいしい食事を食べたいなと思うことも正直ありません?
これから月1度Akimamaで連載を持たせてもらうにあたって、ぼくがハイキングのときに作っている“コンビニ食材を利用した山ごはんレシピ”を紹介していこうと思ってます。
今回は、今やお菓子の定番となったカルビーの「じゃがりこ」を使ったレシピ!
みなさんも知ってるかもですが、じゃがりこにお湯を注いでかき混ぜるだけでマッシュポテトになるという裏技的レシピが世の中には存在します。そこに少しの具材と調味料を足すだけで、さらにおいしい料理に変身するんですよ!
じゃがりこの味のバリエーションは基本的にサラダ、チーズ、じゃがバター3種類。これはどれを使っても問題ないんだけど、本レシピではオススメの味で基本のマッシュポテト系レシピをご紹介。
まずは「ツナとコーンのポテトサラダ」。
用意するのはじゃがりこ(サラダ味)、マヨネーズ、いなばのツナコーン缶詰。あったらいいのは乾燥パセリと黒コショウ。
まずはじゃがりこのカップに、じゃがりこの長さの半分くらいまでお湯を注いで、少し待ってからスプーンでマッシュ! さらに缶詰の中身を加えてマッシュ。少し置いて冷めたらマヨネーズを少々入れて、さらにマッシュ!これで完成。
お好みで黒コショウや乾燥パセリを練り込んでも美味しいし、クリーミーでコクのある味わいはお菓子とは思えないほど。「もう1品足りないな」なんて食卓で、サイドメニューにオススメ。
さらにもう少し発展させた「じゃがりこジャーマンポテト」をご紹介。
材料はじゃがりこ(チーズ味)、スライスベーコン、マスタード、黒コショウ。あったらいいなは乾燥ローズマリーとローストガーリック。
まずは下ごしらえとしてベーコンを小さくカットしてフライパンで軽くソテー。油が出てきて焼き目がついたら、半分をじゃがりこのカップの中に投入。残りの半分はそのまま加熱です。
しばらく焦がさないようにかき混ぜていると、ベーコンが自分から出る脂で段々と揚げられてきて、トッピングするカリカリベーコンのできあがり。
次にお湯を沸かしてじゃがりこのカップへ注ぐんだけど……このときは、さきほどとは少し違い、じゃがりこの長さの半分より少ないくらいの湯量にしておくのがポイント!
じゃがりこの下半分にお湯を吸わせたのを確認したら、黒コショウとマスタード(あれば乾燥ローズマリーをほんの少し)を入れてマッシュ。上半分がカリカリの食感を残したままマッシュできるのが理想です。最後のにカリカリベーコン(とローストガーリック)をトッピングすれば、歯ごたえがよくておいしいジャーマンポテトのできあがりです。
ボリュームもあってビールのお供に最高。自宅でも作りたくなる味なのです! これなら山でも失敗せず作れること請け合い! 次回はじゃがりこレシピのさらに発展型をご紹介しようと思っています。こうご期待!
(文・写真=BASE CAMP A-suke)