- 料理
あの調味料で雪が冷凍庫に早変わり! 子ども大好き「手作りアイスキャンディー」、では大人は……?
2017.03.02 Thu
蓮池陽子 フードコーディーネーター
「おいしい食」と「豊かな自然」との強い結びつきを感じながら
活動するフードコーディーネーター蓮池陽子さん。
第14回目となる連載は、
雪で作る簡単アイスキャンディーをご紹介します。
今年はドカ雪があちこちで降ったようで、スノーアクティビティが好きなみなさんにとっては充実したシーズンになっているのではないでしょうか? スキーやスノーボードだけでなく、真っ白な雪原を歩くスノーシューハイキングも人気ですね。
さて、寒い日に食べたくなるのはあったかい鍋やチャウダースープ、お汁粉や甘酒など身体の芯から温めてくれるものがポピュラーですが、せっかく雪で遊ぶなら、雪だから作れる「手作りアイスキャンディー」をおやつにしてみるのはいかがでしょうか?
お子さんと一緒でも簡単に作れますし、30分もあれば固まるのでアクティビティの合間にちょうどよい息抜きになるでしょう。
<材料と用意するもの>
・好きなジュース 適量(ひとり20〜30mlぐらい)
・ポッキー 適量
・塩 500g〜1kg
・スプーン
・サランラップ
<作り方>
1、積もった雪に塩を入れてよくかき混ぜます。量の目安は大きめのボール1杯ほどの雪に塩1/2袋(500g)くらい。塩を入れる雪の範囲はなるべく狭めましょう。
2、雪に指でいくつか穴をあけます。指をぐりぐりと動かし、指よりひとまわり大きい穴を作ります。
3、ラップを穴の中に入れます(破れないように注意)。
4、お好みのジュースを注ぎます。今回はオレンジジュース、コーラ、イチゴヨーグルトジュースを使ってみました。
5、少し固まってきたらポッキーを入れ、そのまま30分ほど放置すればアイスキャンディーのできあがり!
塩は氷や雪を溶かす働きがありますが、雪が水になるときに周囲から奪う融解熱と、塩が水に溶けるときに周囲から奪う溶解熱の相乗効果で温度が下がる作用を利用して、一気に冷やすというわけですね。雪や氷と塩の配分次第では、マイナス20度まで下がるそうです。
ですから、おうちでも氷塩水でアイスキャンディーを作ることも可能です。氷だけではジュースは固まらないのに不思議ですね。
アイスキャンディーのできあがりは、カラフルなきのこみたいな姿です。
子どものココロをわしづかみできたらうれしいなぁ。ぜひフォトジェニックな写真をとってから食べてくださいね。
ちなみに、「大人のアイスキャンディー」としてお酒で作る場合は、アルコール度数が高いと固まらないので、ワインや日本酒あたりがよいと思います。ラムコーラのイメージでウイスキーを使うのもよいかと思います!
(文・写真=フードコーディーネーター蓮池陽子)