- 料理
今回の食材は57g! コンビニ食材のみで作る「ものぐさ男の山ごはん㊱」はチュルっとおいしいUL飯
2019.02.15 Fri
A-suke BASE CAMP 店長
みなさん、こんにちは。「BASE CAMP」のA-sukeです。
ソロでの軽いハイクだと朝イチ電車に乗る前にコンビニで昼ごはん買う人も多いと思うんだけど、温かい食事を山で食べたくない?ってことで「コンビニ食材を利用した山ごはんレシピを紹介していこう」というのがこの連載。
さて、今回もレシピというかTipsといった感じ。珍しくUL(ウルトラライト)意識を高めてのご紹介。今回用意するのはコチラ。
今回はセブンイレブンのはるさめとフリーズドライのスープ。スープは何でもいいんだけどやっぱりはるさめには中華系が合う。でも意外なところだとミネストローネとかも合うので、なんでもやってみると自分だけの組み合わせが見つかるかもしれない。
スープは3種写真に収めたけど一食分で使うのは……。
これだけ!
しかもこの2つ、めっぽう軽いのだ。インスタントラーメンよりも軽い。
その重量なんと……。
57g!
内訳は、はるさめが40gとスープの素10gで残りはそれぞれの包装のビニールだ。今回は使っていない参鶏湯風スープはさらに3g軽かった。
では早速作っていこう。
用意した道具はULのみんなが大好きなエバニューさんのTi570Cup。火もULらしくアルコールストーブで調理してみた。
まずは200㏄程度水を沸かす。200㏄という水の量は、一般的なコーヒーカップやグラスがだいたいこのくらいの容量。だから普通の人がコップ一杯分ってこれくらいかなという量を注ぐとちょうどいいはずだ。
で、とりあえず沸騰させよう。
沸騰したらまずはスープの素を投入。
フリーズドライが解けてスープになったら、はるさめを投入。
このはるさめ、セブンさんのカットの仕方が素晴らしい。少し待つだけで折らずに全部のはるさめがカップの中に入る。箸で少し押し込んですべてのはるさめが透明になるまで少しだけ煮る。
透明になったら焦げ付かないように火から下ろそう。
アルコールストーブはたいてい火加減の調節はできないからね。ガスストーブだったら弱火で煮込んでもいいけど、よほど寒くないかぎりはこのまま火からおろしてフタをして2~3分待ったら完成だ。
味わいはスープの味をはるさめが吸っているので、“食べるスープ”という感じ。今回は味付けがスープの味だけなので、少しだけ優しい味わい(実際スープの素の推奨の水の量は160㏄なのだ)。もしかしたら濃い味好みの人には物足りないかもしれない。そういう場合は自分で調味料を足すなどして調整してほしい。
ちなみに今回のレシピ、ラーメンでスープを飲み干すのがしんどい人にはかなりオススメ。スープをほとんど吸ってくれるので普通に食べていればスープは残らないくらいだ。
さらには、はるさめ40gが2袋入って100円、スープの素も種類によって異なるものの概ね100円程度。2食分で300円程度とお財布にも負担の軽いUL食なのだ。
なお、はるさめは40gもあればおなかにだいぶたまるので一食として十分。はるさめはダイエット食としてのイメージがあるけど、実は炭水化物だし摂取できるエネルギーも全然小さくないので、山ごはんとしては優秀なことこの上ない。
バックアップの食材としてや、初めての山ごはんなどにもオススメ。
さて、余談だがここで気になるのがこの商品。
こんなものが吊るしで売られているのだ! しかもお値段200円程度。
実際作ってみれば当たり前だがそれはそれはおいしい(笑)。山ごはんにもってこいなのだ。
しかしここで注意!
この商品はまずはるさめの形がさきほどのタイプと違うので、エバニューのTi570Cup程度の大きさでは調理が難しい……。フルサイズでなくとも18㎝程度のフライパンを必要とする。
それと、大した重量じゃないけどソースがレトルトパックなので重量は少し重い。ソースのみで93g。一緒に同梱されるはるさめの量は50gだ。またソースは液体なので、ゴミとして出るものがウェットなのも山ごはんとしては分が悪いかもしれない。でもその分具は多いし味も濃い。ぼくには少しばかり濃すぎるくらいだ。
まぁ、濃すぎるといってもほんの少しだけどね(笑)。ふたつのはるさめレシピ、どちらもオススメなので試してみてね!
次回もお楽しみに!
(文・写真=BASE CAMP A-suke)