• 料理

この週末3人で山に行くならこのレシピ!「ものぐさ男の山ごはん㊸」はイカ三昧の3種の旨焼きそば

2019.09.13 Fri

A-suke BASE CAMP 店長

みなさん、こんにちは。「BASE CAMP」のA-sukeです。
ソロでの軽いハイクだと朝イチ電車に乗る前にコンビニで昼ごはん買う人も多いと思うんだけど、温かい食事を山で食べたくない?ってことで「コンビニ食材を利用した山ごはんレシピを紹介していこう」というのがこの連載。

 やっと涼しくなってきました。これから快適な外遊びの季節のスタートですね。

 今回のレシピはフライパン料理のTipsという感じで「イカ焼きそば」を作りたいと思います。フライパンひとつでできるので荷物を減らすことにつながると思います。

 わたしが愛用するのはモンベルのアルパインフライパン20。デカくて使いやすいです。が、かさばります。18、16とさらに小さいサイズがふたつ発売されていますね。また最近目にとまって購入したのがエバニューのUltra Lightパン#16。ソロ用にはこんなものを使っています。こちらも16、18、20とラインナップ。ぼくはリップが深い方が好きなのでこのふたつのシリーズはとくにおすすめです。

 で、まず用意する基本食材はコチラ。
 まずは「五目野菜炒めセット」、それから「ソース焼きそば」、そしてあったらうれしい「あげ玉」。

 じつはこれらの食材を手に入れるのに少し苦労しまして。私が住んでいるエリアは比較的住宅も多いのでどのセブンでも売っていたのですが、仕事場のあるエリアは住宅が皆無。そうなるとどのセブンイレブンでも売っていないのです……。結局仕事場付近で買えずに次の日の朝自宅付近で買う羽目になったわけです。なので山に持って行くときは購入場所にやや注意を!

 そして肝心の具材ですが、なぜかセブンイレブンは「イカ」が豊富。

 今回チョイスしたのは以下の3つ。3種のうちどれかはかならずどこのセブンでも手に入ります!(言い過ぎかもしれませんが)
 右上から「冷製 イカの七味焼き」「ピリ辛おつまみ いか明太子焼」「直火で焼いた 焼きいか」。このほかにもイカそうめんなんかもあったり……となぜかセブンはイカだらけ(笑)。

 ってわけでこの3種を食べ比べながら3種の焼きそばを作っていこうと思います。ちょうど炒め野菜も多いし焼きそばも3食分だし(笑)。

 …さて。
「冷製イカの七味焼き」を使ってソース焼きそばを作ります。

 まずはフライパンにサラダ油を引いて野菜を炒めます。そして……。

 イカを投入。
 七味焼きとあるだけにピリ辛の衣のようなものがついたイカです。柔らかくておいしい! 味が濃いのでソース焼きそばの中でも存在感が出そう!

 すべての食材が温まったら焼きそばを投入。
 投入したらすぐに水を入れます。50㏄ほどですがジョロジョロと目分量で大丈夫。麺が固くギュッとパックされていますので少しだけ麺を煮ます。少し経ったら麺をひっくり返してやさしく箸でゆすってほぐします。

 そして付属の粉末ソースとあげ玉を入れてかき混ぜたら完成です。あ、「冷製イカの七味焼き」には七味マヨがついていて、ソース焼きそばに合いますのでかけて完成ですな。
 おぉ、旨い。

 粉末ソースにありがちな味の偏りもないし思った以上にソース味がマイルド。イカのピリ辛がパンチがあっておいしい。マヨも合います。そしてあげ玉がイイ感じにソースを吸って具の嵩増しをしてくれています。文句なくおいしいソース焼きそばです!

 さて、お次は……。
「いか明太子焼」を使って塩焼きそばを作ります。

 作り方は基本一緒ですが塩焼きそばなのでゴマ油を引いて野菜を炒めます。

 そしてイカを投入。
 イカだけ食べてみると、上品なピリ辛さでイカの甘みが死なない程度の明太子感。ココからは同様にそばを入れて水を加えてほぐします。

 で、調味料を変えます。

 こちらは鶏ガラスープをスプーン1杯程度と塩コショウを少々。あげ玉も入れて混ぜて味をみて薄かったら鶏ガラスープを足しましょう。濃いとどうしようもなくなるので一気にドバっと入れるのは避けましょう。
 で、完成したのがコチラ。

 ソースよりも薄味で塩焼きそばもおいしいですね。イカの甘みがおいしいですが、明太子感はあまり感じません。塩焼きそばには合いますが、もう少し明太子感があったならもっとうまかっただろうに!といった感じ。

 あ、じつはあげ玉入れ忘れました。すみません(笑)。

 そして最後は……。
 プレーンな「焼きいか」を使ってタイ風のイカ焼きそばを作ります。

 ここでもゴマ油を引いてから野菜を炒めました。で、イカを投入。
 イカだけ食べてみると……お、おいしい! 当たり前ですが焼きいかの味(笑)。イカの甘みがよく出ていて柔らかくておいしい!

 そして、今までと同じようにそばを入れてほぐして……、ここで秘密の調味料の登場!
 ソテ・トムというベトナムの調味料。

 レモングラスのさわやかな香りとエビの香ばしさと旨味を持たせた“辛さのある調味料”といった感じ。紹介文には「ベトナムの食べるラー油」とあります。カルディやコストコで手に入ります。小さいし、瓶はガラスじゃなくてペットボトルのようなプラスチックなので割れなさそうだし、軽量でアウトドアでも使いやすいです。

 これをスプーン1杯程度入れてかき混ぜまたらできあがり! 量は味を見て調整して下さい。
 う、これは……。

 旨い!!! サテ・トムの味が決まりまくってます。イカとも味わいが合う! なんだか焼きそばがオシャレになったような気さえする。

 しかしこの「いか焼き」にもマヨネーズと七味がついてくるんだけど、さすがに今回それは生かせず……。
 今回はノリで3種も作りましたが、フライパンひとつで作れる「焼きそば」に可能性を感じてもらえたらうれしいです。

 イカはどれも柔らかくておいしいので、ソース焼きそばなら七味とマヨが付いてる方がいいなとか、それは使わないからいか明太子焼にしようとかで使い分ければいいと思います。具としてセブンイレブンのイカの可能性が拡がりそうですよね!

 では来月もお楽しみに!
(文・写真=BASE CAMP A-suke)


記事を読む »
【ものぐさ男の山ごはん】すべての記事はこちら

Latest Posts

Pickup Writer

ホーボージュン 全天候型アウトドアライター

菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ

森山憲一 登山ライター

高橋庄太郎 山岳/アウトドアライター

森山伸也 アウトドアライター

村石太郎 アウトドアライター/フォトグラファー

森 勝 低山小道具研究家

A-suke BASE CAMP 店長

中島英摩 アウトドアライター

麻生弘毅 ライター

小雀陣二 アウトドアコーディネーター

滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負

宮川 哲 編集者

林 拓郎 アウトドアライター、フォトグラファー、編集者

藤原祥弘 アウトドアライター、編集者

ふくたきともこ アウトドアライター、編集者

北村 哲 アウトドアライター、プランナー

渡辺信吾 アウトドア系野良ライター

河津慶祐 アウトドアライター、編集者

Keyword

Ranking

Recommended Posts

# キーワードタグ一覧

Akimama公式ソーシャルアカウント