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【NEWS】とことん楽しむことがサステナブルにつながる新しい旅=グリーンジャーニーが発表。
2024.08.23 Fri
地球温暖化とそれに起因するであろう気象の激甚化。二酸化炭素(CO2)はもっとも温暖化への影響が大きいと言われている。世界のCO2排出量の8から11%を旅行・観光産業が占めており、その大部分が旅行者の移動から発生していると言われいる。インバウンド観光客を中心に、サステナブル・ツーリズムへの注目度も高まってはきているものの、まだ日本では一般的ではないのが実情だ。
2050年にはクルマのライフサイクルでのカーボンニュートラル実現を目指す日産と、「旅」を起点に日常までサステナブルの意識・行動を拡げることを目指す日本旅行とが発起人となって、「GREEN JOURNEY推進委員会」が発足され、その発表会が開催された。
GREEN JOURNEYのスローガンは「環境にやさしく、地域はうれしく、自分たちはとことん楽しい旅」。これまでの旅行では体験できなかった地域との交流・体験や、地域で余ってしまった食材などを活用した特別なグルメなどをオプションで盛り込んだツアーも開発されている。第一弾として販売開始されるツアーは、「熊本阿蘇」と「伊勢志摩」のふたつ。今後の目標として、2033年には200エリア、1千万人を掲げている。
「とことん楽しみながらサステナブルであるっていうことが、これから非常に大事になってくると思っています。サステナブルっていうのはどうしても我慢がつきものだっていうイメージがあると思うんですけど、決してそんなことはなくて。私もサステナブルであることを心がけながら生活をしてるんですけど、やっぱり楽しみながら私もやってますし、決して苦しいことはやるべきではないと思います。楽しい旅の中に、サステナブルがあるっていうのはとても大事だと思っています。日常生活の中でサステナブルなことを意識するっていうのはとても大事で、みなさんひとりひとりがちょっとほんのちょっとの努力をすると、とっても大きなできごとになるんです」と発表会にゲストで登壇したモデルの富永愛さん。
できる限りCO2の排出を減らし、旅行先の地域にはなんらかの貢献を果たす。旅行として楽しみながらそれが実現できるのが、GREEN JOURNEYなのだろう。