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ヒトはなぜロングトレイルに惹かれるのだろう? 信越トレイル バックパッカーズミーティングvol.1開催
2013.09.26 Thu
宮川 哲 編集者
昨今、日本国内でも話題になっているロングトレイル。そのキッカケをつくったのは、長野県と新潟県の県境に連なる関田山脈にある一本のトレイルです。その名はご存知、“信越トレイル”。
故 加藤則芳さんの熱い想いと地元のメンバーたちが手づくりで造り上げたトレイルは、いまや国内では“ロングトレイルの聖地”とも言われるほどになりました。
ここ近年、日本人が健康志向に走っているのか、富士山ブームのおかげか否か、老若男女を問わず「登山」を趣味としている人はとても多くなりました。
とはいえ、ロングトレイルというジャンルでは、長距離を歩くというスタイルからか、若者を中心とした遊びのスタイルともなっているようです。衣食住のすべてをバックパックひとつに背負って歩く「テント泊」が主流の“体力勝負”という一面もあるからかもしれません。
テント泊といえば、ここ信越トレイルでも全線80kmのトレイルに6ヶ所のテントサイトをオープンしています。以来、聖地・信越トレイルには、多くのバックパッカーが集うようになりました。
ならば、そのロングトレイル好きが集まって話し合うのもまた楽しいじゃないか!!と、開催されるのがこの“信越トレイル バックパッカーズミーティング”です。
実は、昨年もvol.0として、プレ開催されているミーティングですが、今年はさらにパワーアップをしています。
テントサイトでは信越トレイルに深く関ってきたゲストやメンバーのトークショウやスライド、映像の上映会のほか、ゲストと参加者を交えた交流会も実施されます。
上記イベントの開催日は10月12日、13日の土日のみですが、さらに、この日程に併せてのスルーハイクツアーも予定されているのです。
“スルーハイク”とは、名のあるトレイルを一気に歩き抜くスタイルを指します。今回の信越トレイルであれば、スタート地点の斑尾山からゴール地点の天水山まで全80kmを5日間かけて歩く、というスタイルになります。
これに対して、トレイルの一部のみを歩くスタイルは“セクションハイク”と呼ばれています。信越トレイルでは、全ルートを6つのセクションに分けていますが、たとえば今回は、セクション3の涌井から5の伏野峠を3日間かけて歩くルートが予定されています。
ちなみに、このスルーハイクとセクションハイクの主催は、あのザ・ノース・フェイスです。
秋の深まる関田山脈で、ロングトレイル話に秋色の花を咲かせるのも乙なモノ。ヒトはなぜロングトレイルに惹かれるのか……その答えは。歩いてみなけりゃ、わかりません!
秋の週末、ロングトレイル歩きの魅力を実体験してみませんか?
■信越トレイルバックパッカーズミーティングVol.1
日時:2013年10月12日(土)、13日(日)
場所:信越トレイル(長野・新潟県境/関田山脈)
12日(土)
イベント会場:戸狩温泉スキー場とん平スカイトップ
テント泊会場:とん平テントサイト
※スライド「信越トレイル紹介」/トークイベント「加藤則芳とロングトレイル」[ゲストスピーカー:木村宏(信越トレイルクラブ事務局長)×加藤奈美×星野秀樹(山岳カメラマン)]/交流会ほか
13日(日)イベント会場:グリーンパル光原荘
テント泊会場:光ヶ原高原テントサイト
※映像「加藤則芳と信越トレイル」/アウトドアライターによるトークイベント「テント泊の魅力」/交流会ほか
■ザ・ノース・フェイス主催スルーハイク&セクションハイク
Thru Style
日程:10 月11 日(金)~10 月15 日(火)
行程:SECTION1(斑尾山)~SECTION6(天水山)
参加費:39,000円
(※長野駅から登山口まで、登山口から越後湯沢駅までの専用車代、ガイド料金、保険料を含む)
Section Hike
日程:10 月12 日(土)~10 月14 日(月)
行程:SECTION3(涌井)~SECTION5(伏野峠)
参加費:28,000円
(※長野駅から登山口までの往復送迎代、ガイド料金、保険料を含む)
スルーハイク/セクションハイクの申込み・問い合わせ先:アルパインツアーサービスTEL.03-3503-1911
※このほか、信越トレイルクラブの主催で、各自が自由にスルーハイクをしながらイベントに参加する企画や、1 泊2 日のお試テン泊ガイド付き企画もあります。詳細は、NPO法人 信越トレイルクラブTEL.0269-69-2888まで。ホームページはコチラ