- キャンプ
GAKU-MCのキャンプのおさらい vol.2タープの巻
2015.06.24 Wed
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ
根っからのアウトドア好きなGAKU-MCが、さらに快適なキャンプをめざしてハウツーをおさらい。
第二回目はタープ。野外でも屋根ができると、格段に過ごしやすくなります!
今回使用したコールマンのウィンズライトヘキサタープは、通常のタープとして単体で設営できるのはもちろんのこと、同じシリーズのテントと連結できるスグレモノだ。
その1 タープ本体を広げて周囲をチェック
今回立てるタープはヘキサ型。ヘキサというのはギリシャ語で「6」を意味しているのだが、広げてみるとムササビが飛んでいるような形状で、グロメット(角のハトメ部分)が6箇所ある変形六角形だ。立てるときには、ムササビのあたまからおしりのラインが屋根の梁となり、効率良く風を受け流す形になっている。タープは屋根となる本体のサイズに加えて、固定するための張り綱が外側へ大きく張り出すので、設営時には広めのスペースが必要となる。タープ本体をまずは広げて仮置き、設営スペースが十分足りているか、お隣さんに近づき過ぎていないか、など周囲を確認しよう。
その2 大黒柱は少し外側に傾けてしっかり立てる
タープの大黒柱といえるのが、2本のメインポール。大黒柱がしっかり立てられていること重要だ。今回はテントと連結してみるので、片側(おしりと後ろ足部分)はテントに固定する。1本のメインポールを組み立て、タープ本体のあたま部分のグロメットにメインポールの先端をさし、さらに上からロープ(ダブルロープを使用。輪っかの結び目から二またにロープが出ている)の輪っかをかける。必ずタープ本体の上からロープの輪っかをかけるようにしよう。タープ本体が最上になってしまうと、風にあおられたときにスポッと抜けてしまうので注意。
ここでポイントがふたつ。グロメットから出ている、ロープをメインポールにそれぞれひと巻きしてからのばすといい。そうすることで抜けにくく、耐風性がアップする。ぞして2本のロープの開き角度は、メインポールを中心として左右が均等になるように調整しよう。ペグダウンの際、ペグは寝かせ過ぎないようにし、ロープとペグの接点が90度くらいになるといい。
土や芝地などのキャンプ場であればプラスチックペグのほうがききやすい。地面が砂利の場合は、金属ペグを使用。地面の状況に合わせてペグも使い分けるといいだろう。
その3 シングルロープはタープ本体の中心からの延長上に
ムササビの両腕を広げる。さきほどと同じ要領でポール(ウィンズライトヘキサタープのメインポールは分割してサブポールとしても使用できる)とシングルロープ(2本に分かれていない)をセットし、固定する。ポールがない場合は、グロメットに直接ロープを結ぶ。ロープは、タープ本体の中心あたりから一直線にのばすようにひき、しわがよらないようにペグダウン。最後にそれぞれのロープの自在金具を調節して、タープのしわをとり、張りをだそう。
GAKU-MC
1970年、東京出身。1990年EASTENDを結成。
94年にEASTEND×YURI名義でリリースした「DA.YO.NE」が大ヒットを記録、翌95年NHK紅白歌合戦出場。99年からソロ活動を開始。アコースティックギターを弾きながらラップする独自のスタンスで活動を続け、2011年にレーベル「Rap+Entertainmet」を設立。2012年には音楽イベント「アカリトライブ」を立ち上げて日本の復興活動に尽力する他、音楽とフットボールで人と人を繋げる融合団体「MIFA(Music Interact Football for All)」を設立。2014年4月、ベストアルバム『THE BEST “GRADATION”』をリリース。
■How to動画「ウインズライトドーム/240とウインズライトヘキサタープ/Sの連結方法」
http://youtu.be/SgWu8NcRgF8