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第20回「植村直己冒険賞」は、マッシャーの本多有香さんが受賞
2016.02.29 Mon
滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負
2月29日、第20回目となる2015「植村直己冒険賞」の発表が植村直己の母校でもある明治大学で行なわれ、2015年に行なわれた157件の冒険行の中から、本多有香さん(43歳・カナダ在住)が受賞しました。本多さんはカナダ・米アラスカで17年間修行を重ね、マッシャー(犬ゾリ使い)になる夢を実現、ユーコンクエストとアイディタロッドとよばれる北米二大犬ゾリレースを日本人女性で初めて完走しました。
本多さんは、大学生のときにオーロラを見にカナダのイエローナイフに行って、犬ぞりと初めて出会い、98年にマッシャーとなることを決意し単身カナダへ。その後、カナダ、米アラスカでマッシャーとしての修行を積み重ねながら、数々のレースに参加、大好きな犬たちとともに冒険を重ねてきたことが評価されてのこと。2010年にはカナダ永住権を取得し、カナダ・ホワイトホースの森を自力で切り拓き、26頭の犬たちとともにトレーニングを続けています。
*ユーコンクエスト
厳冬のアラスカからカナダを横断する、世界でもっとも過酷と言われる犬ぞりレース。およそ10日から2週間にかけて1000マイル(1600km)を横断するもので、1984年から毎年2月に開催されている。この映像は本多さんが完走を果たした時のもの。
*アイディタロッド
アラスカ州アンカレッジからノーム間の約1900kmを走破する、世界最長の犬ぞりレース。トップでも2週間前後の日数を要する。毎年3月の第一土曜日がスタートとなるため、この大会は春でもあるのだが条件は厳しい。この映像は本多さんが完走を果たした時のもの。