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銅メダルの羽根田選手に続け! 日本は急流カヌー・カヤックの パラダイスなのだ!

2016.09.01 Thu

大村嘉正 アウトドアライター、フォトグラファー

 先日のリオオリンピックで、日本のスラロームカヌー・カヤック界が初のメダル獲得! カヌースラローム・男子カナディアンシングルで銅メダルになった羽根田卓也さんのことはメディアに大きく取り上げられ、このマイナースポーツがついに注目されることに。

 報道各社の論調では、メダル獲得まで長い道のりだった理由は、〈日本にカヌー・カヤックスラローム用の人工コースがなく、海外勢に比べて練習環境が不利だから〉となっていました。なぜ人工コースがないのか(一応先進国なのに)? やはりそれは、日本における急流カヌー・カヤック人口の少なさのせいなのでしょう。

 では日本に急流カヤック・カヌー(以降、ホワイトウォーター)向けの川が少ないのかといえば、実はその逆。沖縄、長崎、佐賀、香川県と大阪府を除けば、各都道府県に適した川は複数あり、つまり車で1~2時間以内にフィールドへ。その素晴らしき世界を、ちょっとのぞき見してみましょう。
日本はホワイトウォーターの楽園です。クール!

下半身にカヤックを履けば、人は川で自由に。こんなムーブも可能

峡谷の絶景を堪能したり……

こんなに透明な水面に出会えるのがホワイトウォーターの世界

 ちなみに関東地方であれば、御岳渓谷(多摩川上流)、長瀞(荒川上流)、利根川中流部、水上峡などがメジャーなホワイトウォーター。腕を磨けば、滝が連続するような渓谷「クリーク」も下れるようになるので、そのフィールドの広がりは日本百名山どころではありません。

 数年前からは海外からのカヤッカーも増え始めている日本のホワイトウォーター、祝・銅メダルのタイミングで、一度体験してみてはいかが? めざせ、東京五輪のメダリスト!

大村嘉正 アウトドアライター、フォトグラファー

四国の瀬戸内海暮らし。仕事は自然・旅系ライター&フォトグラファーで、生きかたはバックパッカーでリバーランナー。著書はラフティングガイドたちの1年を追った『彼らの激流』(築地書館)。

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