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自然保護団体に朗報! まだ間に合うアウトドア環境保護基金の申請締め切りは2月15日

2017.01.11 Wed

滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負

 アウトドア関連企業が会員となり、各ブランドの売上規模によって決められた会費を基金として、日本の環境保護団体に資金援助という形で活動を支援する、アウトドア環境保護基金<コンサベーションアライアンスジャパン(Conservation Alliance Japan 以下 CAJ)>が設立されてから今年で16年となる。これまでに、日本各地で草の根に活動をしてきた150もの団体に対し、8000万円近くを拠出してきた。いわば、アウトドアユーザーが、加盟各企業の商品を購入することで間接的に日本の自然保護活動を支援してきたと言ってもいいだろう。
  
 現在、設立時の会員企業でもあるパタゴニア、ザ・ノースフェイス、WILD-1をはじめ、スノーピーク、KEEN、チャムス、マウンテンハードウェア、マックパック、ヘリーハンセン、モントレイルなどのアウトドアブランドやショップに加え、キャンプ場のピカ、アウトドア雑誌を刊行するエイ出版社まで、アウトドア関連企業9社12ブランドが加盟している。190社もの企業が会員となっている本場アメリカのコンサベーションアライアンスに比べると規模的には小さいが、自然保護活動を地道に行なう団体にとっては、心強い存在であろう。

 支援の対象となるのは、アウトドアフィールドとして価値のある自然環境をはじめ、その環境の豊かさを示す貴重な動植物の保護を目的に活動をする団体やプロジェクト。期間や規模は問わないが、具体的な成果が見込まれる活動に対し、上限50万円が資金援助される。

 2016年度の助成金申請の締め切りは2月15日となっている。活動資金を必要としている団体は今すぐCAJのホームページから申請できる。

滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負

本サイト『Akimama』の配信をはじめ、野外イベントの運営制作を行なう「キャンプよろず相談所」を主宰する株式会社ヨンロクニ代表。学生時代より長年にわたり、国内外で登山活動を展開し、その後、専門出版社である山と溪谷社に入社。『山と溪谷』『Outdoor』『Rock & Snow』などの雑誌や書籍編集に携わった後、独立し、現在に至る。日本山岳会会員。コンサベーション・アライアンス・ジャパン事務局長。

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