いい海 宮古島というところ
2013.10.09 Wed

8つの有人島と、その周囲の無人島や岩礁群からなる宮古列島。沖縄本島から南西に約300kmの、太平洋と東シナ海との間にある島々です
日本の奇跡に出会う
宮古ブルーに染まる島々へ
宮古島は、沖縄本島から南西に約300km、人口約5万人、太平洋と東シナ海との間に浮かぶ島です。この島が属する宮古列島(宮古諸島)は、8つの有人の島と、その周囲の無人島や岩礁群からなり、主島・宮古島に加えて周辺の伊良部島、下地島、池間島、来間島、大神島をふくめて「宮古島市」とされています。
その宮古列島に、この夏Akimama編集部は4度目を迎える取材に向かいました。
那覇空港から乗り継ぎ便に乗り、フライトはわずか45分ほどでしょうか。まず眼下で目を奪うのは、旅の気分を一気に高めるような島周囲の海の美しさ! 宮古島の海は「宮古ブルー」とも呼ばれ、海の色は大海原の紺碧から島に近づくにしたがって、次第にコバルトブルーとエメラルドグリーンが美しく混じり合うようになり、サンゴ礁がつくりだす真っ白な砂浜に静かに打ち上がります。
隆起サンゴ礁の島である宮古列島は、県内でも随一のサンゴ礁を有するエリア。島の北海域にある国内最大級のサンゴ礁群「八重干瀬(やびじ)」は、ダイビングやシュノーケリングポイントとして海好きにとって知名度はバグツンです。さらに、島の平均標高が約60mと全体がおおむね平坦であることから、島には大きな山とそれに伴う川がありません。土砂や生活用水が海へ流れ出ないことも、宮古島の海がより美しいと言われる一因でしょう。「日本のベストビーチ」に選ばれるビーチも数多く点在します。
機体が静かに高度を下げ始めると、まるで天国へ吸い寄せられるような気持ちになるのは、何度訪れても変わることはありません。取材を通して、あるいはプライベートで、Akimama編集部が島を訪れるたびかならず足を運んできた、とっておきの海のフィールドをご紹介します。

ビーチサイドでゆっくり楽しむ初級編
与那覇前浜ビーチ
宮古島の南西に位置する「与那覇(よなは)前浜ビーチ」は、日本のベストビーチに選ばれた宮古島を代表するビーチ。白い砂浜がなんと約7kmも続く美しい海岸線は「東洋一の砂浜」と言われ、キメの細かい真っ白な砂浜や透明度の高い美しい海、カラフルな熱帯魚が泳ぐというパーフェクトな空間です。ビーチにある海の家でオリオンの生ビールをぜひご入手のこと!
砂山ビーチ
「小高い砂の山を超えた先に広がる」というロケーションから名付けられたビーチ。森のなかを小道が抜ける白い砂山を登りきると、透明度の高いエメラルドグリーンの海と、真っ白な砂浜が突然眼下に広がります。波の侵食でつくられたビーチ左側の岩の洞窟は、砂山ビーチの象徴的存在。市街地より車で10分と近場にあり、到着の日に足を伸ばすといいですね。
泳ぎ、潜り、眺めて楽しむ中級編
インギャーマリンガーデン
島の南側にあるインギャーマリンガーデンは、小さな湾内にあるビーチで、池状の地形のため波が高いときにも泳げるスポットとして人気です。場所によって、ある程度の深さがあるため、ダイビングの初心者の練習場にも使われ、サンゴや熱帯魚の観察もできます。また展望台からの景色もすばらしく、海を眺めてのんびり過ごす場所としてもオススメ。ガーデン内の橋から飛び込む度胸試しを!
大神島周辺
宮古島の北東約4kmに浮かぶ大神島は、古くから神の住む島と言われる神秘の島。その周辺海域はサンゴ礁がとても多く、魚介類も豊富なため、伝統的な追い込み漁が今でも行われているのだそうです。池間島などのシュノーケリングサービスを利用してアクセスすれば、水深5m前後の場所でも写真のような光景に!
素潜りでゆく神秘の世界上級編
伊良部島
宮古島を離れ、20分ほどフェリーを利用して伊良部島へ。北西約5km、東シナ海に浮かぶ伊良部島は、恵まれた自然が多く残る島。周辺の海域は抜群の透明度を誇り、さまざまなサンゴが立体的に造形を成す竜宮城のような光景に出会えます。写真は島の東部沖で、ダイバーに人気のポイント。素潜り好きのメンバーが揃うAkimama編集部は、フィンとマスクで潜りました。
>>いい酒 多良川という酒
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