- 山と雪
8月11日は山に親しみ、山を想う日に。「山の日」は2016年からスタート!
2014.05.23 Fri
宮川 哲 編集者
本日、23日の参院本会議にて「山の日」に関する改正祝日法が、自民、公明、民主の賛成多数で可決、成立した。新たに山の日として祝日となるのは、8月11日。2016年からのスタートとなる。
8月の祝日は初めて。7月20日の「海の日」に対して「山の日」を! と、法案成立に向けての本格的な動きが始まったのは2013年4月のこと。山の日制定議員連盟が超党派の国会議員で結成され、活動を続けていた。
8月11日といえば、お盆ウィークでもあり、長期の休みを取りやすい日程だ。いままでは計画もできなかったような人でも、3泊4日、5泊6日などの中長期の山歩きが実現できるかもしれない。あこがれの北アルプスへ、いやいや大雪山でしょ、まだ宮之浦岳に登ったことがないんです……いろいろな夢が叶いそう。
成立した改正祝日法には、山の日の意義として「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ためと明記されている。つまり、山に登ってしっかり遊び、山に謙虚に自然のありがたみを味わおう、ということでしょう。
山好き、アウトドア好きの活動を後押ししてくれる祝日成立のうれしいニュースであるが、相手は山のこと。なおさら、山の安全を考える日としても位置づけていきたい。
山の日の制定が決まったことで、日本の祝日数は合計で16日となった。