- 山と雪
日本全国を3D化して、ぐりんぐりん回す!
2014.09.27 Sat
林 拓郎 アウトドアライター、フォトグラファー、編集者
すでに実施されてから半年以上経っており、Akimamaでは山座同定でたいへん役立っております。何って、国土地理院の「地理院地図3D」 そう日本全国すべての地形を3D化してみることができるんです。
これまでも国土地理院ではweb上で日本全国を2万5千分の一地形図や電子地形図25000として公開していました。が、そのデータを元に好きな縮尺、好きなエリアの立体地図を生成。ぐるぐる回して好みの角度から眺め、楽しむことができるわけです。
使い方は非常に簡単。PCのブラウザから以下のリンクで「地理院地図3D」にアクセスすれば、3D地図の生成方法がていねいに解説されています。
今まで山座同定をしようとすると、コンパスで方角を測って地図を見て、頭の中で立体図を思い描きながら、あの山があれ、この山はどれ?なんてことになってました。が、立体図を見れば一目瞭然。はいはい、あれはこの山ね。向こうに見えてる山だと思ったのは、尾根が膨らんでただけね、みたいなこともつぶさに分かってしまいます。
それにハイキングルートの検討にも超便利。この区間はとても傾斜がきついとか、ここまでくればあの山が見える、なんてことも事前に予測可能。休憩ポイントの選定を含めてプランニングに大助かりのツールです。
んでもって、そのデータをダウンロードすれば、3Dプリンタで出力することもできるっていうから、未来はすぐそこまで来てますね。