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今年は紅葉の当たり年!? これからでも見ごろに間に合う絶景の秋山5選

2015.10.15 Thu

滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負

今年は全国各地、山の紅葉がとても美しいようです。夏の日照時間が少なかったこともあり、今年の山の紅葉はあまりよくないんじゃないかという大方の予想をいい意味で裏切り、紅葉の進み具合は遅いものの、どこもいい感じの紅葉になっているようです。そこで、これからでもまだまだ間に合う、アキママがおすすめする紅葉の秋山を5つほど紹介しましょう。どこも手軽に行ける山なので、ファミリーやビギナーでも大丈夫。ただし、秋山はひとたび天候が悪くなると、降雪や低温に見舞われ、たいへん危険なので、防寒着や雨具などの準備はしっかりとしていってくださいね。

精進湖/パノラマ台

富士山の展望台として絶景を誇るパノラマ台は、晩秋のハイキングコースとしてとても人気がある。落ち葉が積もった登山道をサクサクと踏みしめながら、精進湖から標高を上げていけば、迫力ある富士山が正面に、眼下には青木ヶ原樹海が望めるパノラマ台のピークに出る。

北八ヶ岳/高見石

麦草ヒュッテから丸山に至り、高見石からの展望を楽しみ、眼下に見える白駒池へと下るルートは、比較的コースタイムも短め。白駒池の周りをぐるりと回るだけでも、北八らしい秋の森のハイキングを楽しめる。

 アクセスにスキー場のゴンドラやリフトが使えたり、車でかなり標高を稼いだり、駐車場からのアプローチがよかったりと機動力を有効に使うことができれば、かなりラクチンな登山が楽しめます。紅葉は、緯度や標高が高いところから始まってだんだんと標高と緯度を下げて行きます。今だいたいどのくらいのところに来ているのか、ウェブなどの紅葉情報を細かくチェックして出かけるといいでしょう。

南アルプス/入笠山

入笠山山頂は、日本有数の山岳展望の名所であり、八ヶ岳から奥秩父、富士山、南アルプス、中央アルプス、さらには北アルプスまで、紅葉に彩られた山々をぐるりと眺めることができる。これからは、山頂近くの入笠湿原の紅葉も美しい。

山中湖/鉄砲木ノ頭(明神山)

山中湖と富士山の絶景を眼下に望むことができる標高1291mのピークが鉄砲木ノ頭(明神山)だ。これからの季節は富士山がしだいに雪化粧をまとい、ここから眺める景色はじつにフォトジェニックだ。山頂までのトレイルは、秋風にそよぐススキ野原をゆるやかに抜けるルートで、小さな子でも安全に登っていくことができる。

草津白根/芳ヶ平

現在、草津白根山の噴火警戒レベルが上がり、山頂のレストハウスから芳ヶ平に向かうルートが火山活動で通行禁止になっている。なので、例年よりも人が少なく穴場ともいえる。車で草津から渋峠へは通行が可能なので、芳ヶ平を歩くには渋峠から下るルートがよいだろう。

滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負

本サイト『Akimama』の配信をはじめ、野外イベントの運営制作を行なう「キャンプよろず相談所」を主宰する株式会社ヨンロクニ代表。学生時代より長年にわたり、国内外で登山活動を展開し、その後、専門出版社である山と溪谷社に入社。『山と溪谷』『Outdoor』『Rock & Snow』などの雑誌や書籍編集に携わった後、独立し、現在に至る。日本山岳会会員。コンサベーション・アライアンス・ジャパン事務局長。

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