- 山と雪
あと10日で施行! 国民の新しい祝日「山の日」おさらい
2016.08.01 Mon
2016年8月のトピックといえば、やはり新しい国民の祝日「山の日」施行!
“山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日”である「山の日」を10日後に控えたいま、夏山の写真を眺めていただきつつ今一度山の日についておさらいをしてみましょう。
山の日は16番目の国民の祝日
これまで日本には15の祝日があり、月ごとでは以下のようになっていました。
1月 元旦、成人の日
2月 建国記念の日
3月 春分の日
4月 昭和の日
5月 憲法記念日、みどりの日、こどもの日
7月 海の日
9月 敬老の日、秋分の日
10月 体育の日
11月 文化の日、勤労感謝の日
12月 天皇誕生日
制定にあたり、祝日のない月6月と8月が候補月として選ばれました。ちなみに日本の15という祝日日数は世界でも多く、2015年に日本貿易振興機構が世界の祝日日数をリサーチした53カ国のなかでは11番目に多いという結果も出ていたりします。
「山の日」誕生のいきさつは?
創立100周年を迎えた日本山岳会や、全国「山の日」協議会加盟諸団体、すでに各県で「山の日」を別途制定していた地方などの声で、国民の祝日にしてほしいという機運が盛り上がってきたため。そして今から6年前の2010年に議員連盟「山の日制定議員連盟」が設立され、2014年4月の衆議院議員で可決されて、国民の祝日となりました。
なぜ11日なの?
2013年6月末に山の日制定議員連盟が開いた総会では、6月上旬、海の日の翌日、お盆前などが候補日として挙げられました。多くの候補のなかから初めに採用されたのは8月12日でした。が、この日は航空事故「日本航空123便墜落事故」が起きた日。日本史上最多の死者数を出した事故があった日をあえて祝日にするのはいかがだろうという反対意見を受け止め、山の日制定議員連盟は8月11日を「山の日」とすることを決定しました。
また夏山シーズンであることや、お盆近くで企業活動のへの影響が比較的小さいこと、お盆と合わせて長い休みを取れることなども理由だったようです。
意外な企業がユニークに便乗
今年から祝日となる「山の日」。これにあやかるかたちでお菓子メーカーの明治はこの日を「きのこの山の日」として制定しました。明治は「一般社団法人日本記念日協会」に8月11日を「きのこの山の日」として申請し、同協会が認定。明治は認定について「山の日に真っ向から便乗しました」と潔ぎよすぎるコメントを発表しており、日本記念日協会から発行された認定証もWEB上に掲載しています。
当日は東京・新宿で「ヤッホー」を叫ぶイベントが開催され、参加者全員に「きのこの山」がプレゼントされるようです。
アウトドアブランドもちなんだフェアを開始
ドイツ発のアウトドアウェアブランド「ショッフェル」は『8.11 「山の日」は、”外へ出よう、自然のなかへ”』をテーマに、山の日制定記念フェアを開催。本日8月1日から14日までの2週間、以下の4店舗にてサマーセール対象の夏物アイテムがレジにてさらに10%OFF。また登山のマストアイテム「バックパック(ドイター)」もレジにて10%OFFに。スペシャルプライスで「山の日」を応援するようです。サマーセール対象のアイテムはWEBでも購入可能とのこと!
山の日制定記念フェア:
ショッフェル昭島アウトドアヴィレッジ店、ショッフェル日比谷シャンテ店、ショッフェル名古屋店、ショッフェル大阪アルビ店
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