- 山と雪
高尾山のふもとに「SALOMON RUNNING BASE TAKAO」がオープン! オープン記念の試走会に参加してきました。
2020.10.28 Wed
壽榮松孝介 インタープリター
私事ですが、夏のおわりに富士山麓から高尾山のそばに引っ越してきました。ドカーン! とダイナミックな富士山の景色が恋しくなることもたまにありますが、街と山との距離がとても近く、仕事と遊びをシームレスに行き来することのできる、高尾山麓での日々を楽しんでいます。
そんな高尾山のふもとのゲストハウス「Mt. TAKAO BASE CAMP(以下、高尾ベース)」内に、アウトドアブランド「サロモン(SALOMON)」が運営する「SALOMON RUNNING BASE TAKAO」が10月17日にオープンしました!
⇒「SALOMON RUNNING BASE TAKAO」オープンを紹介した記事はこちら
高尾ベース内にある「SALOMON RUNNING BASE TAKAO」の様子。
高尾ベースは、昨年11月にオープンした宿泊施設を併設したカフェ&バーです。高尾山口駅から徒歩3分という好立地。トレイルランニングカルチャーの発信拠点として人気を博しています。
「SALOMON RUNNING BASE TAKAO」は、そんな高尾ベース内で、最新のトレイルランニングシューズとバックパック(ザック)のレンタルサービスを行なっています。
甲州街道に面した高尾ベースは、ランナーだけでなく、観光客やリモートワーカーにも人気の施設。
高いグリップ力と安定性を誇るSPEEDCROSS5と、クッション性に優れたSENSE RIDE3がレンタルできる。
バックパックも各サイズが揃っており、実際にフィールドを走りながら使用感を味わうことができる。
シューズとバックパックそれぞれのレンタル代は、なんと驚きの110円(税込)!「トレイルランニングはずっとチャレンジしてみたかったけど、道具が高くてなかなか手が出なかった……」という人には、うってつけのチャンスですね。
今回は「SALOMON RUNNING BASE TAKAO」オープンイベントとしてのメディア試走会に参加してきました。
当日はたくさんのランナー兼メディア関係者が集まった。
このイベントには、高尾山のトレイルマナー向上委員会として活動する「高尾マナーズ」が協力をしており、参加者は5㎞と10㎞のチームに分かれ、高尾マナーズ推奨ルートのひとつ、通称「権現平往復トレイル」と呼ばれるハイカーの少ないトレイルを試走します。
なんと、サロモンアンバサダーである井原知一さん、大瀬和文さん、菅谷和己さん、吉田香織さん、浦谷美帆さんという、そうそうたるメンバーによるアテンドつき。
高尾とトレイルランニングを愛する3人によって立ちあげられた「高尾マナーズ」が制作するマナーガイド。ハイカーや観光客と、高尾山に近年急増しているランナーとが互いに気持ちよく、安全にトレイルを利用できるよう、さまざまな啓発活動を行なっています。
裏面には推奨ルートのマップが。どれも変化に富んだ魅力的なルートです。
イベントでは、最新のギアを身につけて高尾のトレイルを走るだけではなく、トレイルランにおけるマナーの大切さを体感できる「びっくり体験」を味わいました。狭いトレイルで、前から、後ろから、猛スピードのランナーに追い抜かれるという体験です。「走って人を追い抜くのは危ない」と、言葉では理解していたものの、実際に体すれすれの位置を全速力で他人に駆け抜けられるこわさを、身をもって体感しました。
前から走ってくるランナーの様子。
後ろから走ってくるランナーの様子。姿が見えないからか、後ろから追い抜かれる方が圧倒的にこわかった。
10㎞コースに参加した私は、3時間ほどのトレイルを心地よく走り、無事、高尾ベースへ帰りつきました。高尾マナーズ推奨ルートだけあって、晴天ながらも数名のハイカーやランナーとしかすれ違うことのない、快適なトレイルでした。
駅からすぐのトレイルでありながら、本格的なランを楽しめるのは高尾ならでは。
シューズのグリップを楽しみながら、せっせと登る。
サロモンアスリートによる最新ギアの解説。
下山後は、シャワーを浴びて、高尾ベース特製のカレーと、生ビールで乾杯! 半日の体験とは思えない充足感と爽快感に包まれました。
高尾ベースで人気の「ベースキャンプカレー」。カツオ昆布だしとトマトが溶け込んだカレーソースに揚げ野菜と若鶏の唐揚げが乗っている。
高尾山麓では、高尾マナーズや高尾ベースのほか、クラフトビールブランドやアウトドアガレージブランドなど、さまざまな分野のプレイヤーが続々と集まりだしています。紅葉がうつくしく輝くこれからの季節、高尾山はたくさんの人でにぎわいますが、あえて高尾山には登らず、山のふもとや、周辺のトレイル、街を楽しむ、なんていう新しい過ごし方を味わってみるのもいいかもしれませんね。
■SALOMON RUNNING BASE TAKAO
営業時間:Mt.TAKAO BASE CAMPに準ずる
レンタル:シューズ、バックパック各110円(税込)
■Mt. TAKAO BASE CAMP
所在地:東京都八王子市高尾町1799-3
TEL:0426-73-7707
施設利用料:ロッカー利用330円、シャワー利用440円、シャワーロッカー利用660円(すべて税込)
宿泊:ドミトリー:3,850円~/人、4人ドミトリー貸切:17,600円~/室、ファミリールーム:19,800円~/室(すべて税込)
CHECK-IN 15:00-20:00 / CHECK-OUT -9:30
※2020年10月時点の料金です。
URL:https://takaobc.com