- 山と雪
POW JAPANがスタッフを募集。リモート可! 兼業可! 雪山を愛し好奇心と情熱を持って行動できる仲間を求む
2021.07.30 Fri
Akimamaでもたびたび取り上げていますのでご存知の方も多いかと思いますが、プロスノーボーダーのジェレミー・ジョンズが2007年にアメリカで立ち上げた「滑り手のスタンスから気候変動に立ち向かう」環境団体Protect Our Winter(POW)。そして、日本でもプロスノーボーダーである小松吾郎さんを発起人として2019年にPOW JAPANが発足。以来、全国のスノーボーダー、スキーヤー、スキー場、また、アウトドアスポーツに関わる企業や自治体と共に活動しています。
現在POW JAPANの事務局は5名のスタッフが長野県大町市を拠点に運営していますが、今回、企業担当スタッフの新規採用を行っているとのことで、事務局長の高田翔太郎さんにお話を伺いました。
── 募集要項に在宅勤務で週18時間程度の勤務と記載がありましたが、現事務局メンバーの方々はどちらにお住まいなのですか?
高田:5名の事務局スタッフは長野県の大町市や安曇野市、新潟県の上越市に住んでいます。基本的にはリモートワークで、週に1度、白馬エリアで全体ミーティング(オンライン参加可能)を行い、そのほか必要に応じて、プロジェクトベースのコミュニケーションを図っています。
── 特に住んでいる地域は関係ないということですね。
高田:今回募集している職種は企業担当なので、企業とのミーティングなどを想定すると、関東の企業や長野や北海道のスキー場などとの面談は多くなりそうです。オンラインでも可能な場合は多いですが、実際に会って話をする機会も必要です。
また、業務としてイベントの運営に関わってもらうこともあります。イベントの大半は雪の降るエリアです。
ただ、居住地のハンデを超えるような人材であれば採用することも考えられるので、募集段階では居住地に制限は設けていません。
どこに住んでいるかというよりは、募集要項にある“求められるスキル・マインドセット”に合致するかどうかを重要視したいと考えています。
── 兼業や副業もOKなのですね。
高田:はい。まずは、週18時間程度の勤務となり、POWの仕事だけでは生活が難しいと思うので、むしろ兼業、副業の方が望ましいと思ってます。
実際、既存のスタッフにも多様な働き方を推奨していますし、自分自身も生活とのバランスを重要視しています。
現事務局スタッフのライフスタイルや働き方をインタビューしてもらった記事がありますので、そちらを読んでいただけると、環境団体、POWで働くことのイメージが膨らむと思います。
↓インタビュー記事はこちら
【対談:豊かな暮らしとフィールドでの遊び、仕事の理想的なバランスを目指して】
── POWの理念に共感する人々も増え、活動の幅も広がりつつあると思いますが、その中で企業担当に求められる役割とは。
高田:気候危機と呼ばれるほど気候の変化が加速し、ゼロカーボンに向けた国内外の動きが活発化する中でアウトドアコミュニティの企業においても、この問題解決を強く望む空気を感じています。
一方で、そのためにビジネスを通してどんな行動ができるのか、何から始めたら良いのか、一歩を踏み出すことに躊躇されている現状もあります。
「アウトドアアクティビティに情熱を注ぎ、そのフィールドやライフスタイルを気候変動から守るために行動する仲間たちの力となる」
これは、POW JAPANのミッションでありますが、企業担当の役割はこのミッションの“仲間”という部分を“企業”に置き換えてもらえると、明確になるかと思います。
さまざまな企業とコミュニケーションを図る中で、気候危機の解決に向かうアウトドアコミュニティのムーブメントを最大化させていくやりがいのある仕事です。
好奇心と情熱を持って、私たちの仲間になってくれる方のご応募をお待ちしています。
昨今、人々のワークスタイルやライフスタイルにも大きな変化の波が押し寄せています。
どこにいても仕事ができるこの時代に、好きなことに関り、好きなフィールドを守るために働き、暮らすという選択肢。この機会に考えてみてはいかがでしょうか?